近年、古民家の利用は、エコロジーの推進に伴って増加しています。
この記事をご覧のあなたも、古民家のリフォームを考え中なのではないでしょうか。
その中でも、「アイデアが思いつかず、リフォームに踏み出せない…」「リフォーム後の姿が想像できない」という悩みをお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。
この記事では、古民家本来の良さを活かすことのできるリフォームのアイデアについてご紹介させていただきます。
□古民家本来の良さを引き出すアイデア
*梁見せ天井にする
梁とは、柱の上に棟木と直行する方向に横に渡して、屋根を支える部材のことを指します。
この部分は、一般的な家の作りではあまり目にしません。
本来見せる目的では作られていないのです。
したがって、一般的な家で梁を見せるようにすると、見栄えの悪い場合が多いです。
しかし、古民家の場合、現代ではなかなか手に入らない珍しい太い梁を使用していたり、形が独特で味わい深いものを使用していたりします。
長年隠れていた部分をあえて出すことにより、古民家本来の味わい深さを感じることができます。
長年家を支えてきた立派な梁を、視覚的に楽しんでみてはいかがでしょうか。
*昔の家具を残す
古民家のリフォームを考えていらっしゃる方の中には、リフォームを機に昔からある家具などを捨てようとお考えの方はいらっしゃらないでしょうか。
もちろん、いらないものもあるかと思いますが、古民家には今では手に入らない貴重なモノが多く眠っている可能性があります。
例えば竃(かまど)。
今では見ることもなくなったかまどですが、もし今、かまどのある古民家をリフォームしようと検討中でしたら、インテリアとして残すことをおすすめいたします。
リフォームしてモダンな家に生まれ変わっても、かまどを置くことで、古民家の良さでもある「歴史の長さ」を感じることができます。
以上、古民家をリフォームする際のアイデアについて、お話させていただきました。
やはり古民家リフォームの良さは、古くから使用してきた素材をできるだけ活かしながら、老朽化しているところや不便だと感じるところに現代技術を取り入れることにあるでしょう。
古民家ならではの良さを持つ素材で、耐久性もあるものに関しては、機能的にはもちろん、視覚的に楽しむこともできるよう一工夫するのがよろしいかと思います。
この記事が古民家のリフォームに踏み切っていただくきっかけになれば、幸いです。