「注文住宅にするのであればおしゃれな家にしたいな。吹き抜けを設けるのも良いかもしれない。」
吹き抜けがあることによって風の通りも良くなりますし、空間に開放感が生まれておしゃれになりますよね。
ただ、吹き抜けはメリットばかりではないのです。
そこで今回は、吹き抜けのどのような点に注意すればよいのかについてご紹介いたします。
□吹き抜けを設ける際に知っておきたい注意点
*上の階が狭くなる
この点は吹き抜けを採用するにあたっては避けられないことです。
上の階における部屋や収納場所に余裕があるかは吹き抜けの採用時に確かめておく必要があります。
*メンテナンスが大変
見落としがちが注意点ですが、掃除などのメンテナンスが大変になります。
高い場所が存在するために掃除するのが難しいあるいは危険な部分もあり、こまめにきれいにできないために溜まった汚れが気になるかもしれません。
また照明が高所にある場合も頻繁に交換ができないという点で厄介でしょう。
場合によっては専門業者を呼んで清掃してもらったり照明を交換してもらったりすることもあるようです。
*光熱費が高くなる
開放的であるがゆえに空気の動きも大きく、基本的に暖気は上部・冷気は下部に集中します。
空間全体の室温や湿度を維持するために電気機器をより稼働させる必要があり、光熱費が高くなってしまうとされています。
*音や臭いが伝わりやすい
仕切りがない分他の部屋の音や臭いが伝わりやすいという点も押さえておかなくてはなりません。
特に防音となると特定の部屋だけ防音性能を施すくらいしか解決策がなく、全く周囲に影響されない自分だけの空間というのを作り出すのは難しいです。
*カビが生えるリスクが高まる
吹き抜けのある住宅は結露ができやすいと言われています。
というのも、より広い空間の空気が対流することで水蒸気が上部に集中しやすくなるためです。
特に太陽の当たらない北側はカビの発生を引き起こしやすいとされています。
どのように換気していくのか、天窓を設置するのであればそれはそれでどのようにメンテナンスしていくのかということを検討していきましょう。
□最後に
今回は、吹き抜けを設ける際に注意しておきたいことについてご紹介いたしました。
開放的である分空気の効率が悪い、おしゃれではあるが上階が狭いなど、メリットとデメリットの両面がありますので、ご自身にとってどちらが大きいのかを把握して選ばれることをおすすめいたします。