「注文住宅を建てたいけれど、できるなら古民家風にしたいなあ」
「古民家風の注文住宅を建てる予定だけど、何か事前準備は必要なのだろうか?」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近年注目を浴びている古民家風造りの家ですが、考えておくべきことはいくつかあります。
そこで今回は、注文住宅を古民家風にするための基礎知識をご紹介します。
□事前に
事前に確認しておいた方がよいことをいくつか挙げていきます。
まず、都市部では外部に木を使用して仕上げることは禁止されています。
防火性を高めるために、燃え広がりやすい性質を持っている木の使用を禁止しているのです。
2階建ての一軒家の場合、もちろん内部に木を使用した構造は可能ですので、こちらで古民家風の雰囲気を出していきましょう。
また、古民家風の住宅を造るには知名度のあるメーカーよりも伝統的な木造建築に長けている業者を探して依頼するのがオススメです。
業者選びも大切なポイントです。
□費用
費用は、どれほどこだわるかによって大きく変動してきます。
以下を参考に、こだわりたい部分を決めて予算を決定していきましょう。
*木工事
木材にはありとあらゆる種類があり、耐久度の高い高性能な素材を選ぶともちろん高価になります。
また高価な木材を選ぶと、その分加工の手間がかかるので、工事費もよりかかることになるでしょう。
*内装
古民家風にしたい時は左官での塗り壁にすることが多いです。
しかし、こちらを利用すると通常の4倍から5倍の値段となるため、しっかりと検討した上で決める方がよいでしょう。
*建具
障子やふすまの作成を依頼した場合、既製品以上のコストがかかります。
*塗装
古民家風の雰囲気を出せるような塗装の場合、通常よりもコストがかかります。
特に木部や建具にも塗装をする際は高くなるため、どれだけ塗装するかを検討しておきましょう。
□まとめ
・事前に、外部に木を使用してよい地域なのかを確認しておく
・業者選びの際には、知名度より伝統的な木造建築の実績がある業者を選ぶようにする
・木工事、内装、建具、塗装はこだわり次第でコストが変わってくるので、こだわりたい点を決めてから予算を決定する
以上が、古民家風にするための基礎知識です。
古民家風の住宅に興味があって基礎的な知識が知りたかったという方は、ぜひこちらを参考にしていただければ幸いです。
何か分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。