「注文住宅を建てたいけれど、木造と鉄骨どっちにしようか迷っている」
「木造建築と鉄骨建築、どちらが自分に向いているのだろう」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当然木造にも鉄骨にも長所と短所があります。
そのため、ご自身がどのような面を優先するかによってどちらを選んだ方が良いかは変わってきます。
そこで今回は、木造建築と鉄骨建築の違いについてご紹介します!
□木造建築
これは、土台や壁、柱という建物そのものの強度を支える部分に木が素材として使用されている建物のことを指します。
日本では一番多く使用されている構造ですね。
*メリット
主に二つ挙げられます。
一つ目は、吸湿性や断熱性に長けているという点です。
木材は水分を吸収してくれるので、室内の湿気が多い時にはそれを和らげてくれます。
また断熱性能があるおかげで、猛暑日や寒波の日でも室内を快適に保つことができます。
二つ目は、化学物質を含んでいないという点です。
自然由来の木を原料としているため、人工物である化学物質がなく、シックハウスなどの健康被害が出る恐れがありません。
*デメリット
一方でデメリットとしては、劣化が早く、火や虫に弱い点が挙げられます。
木材はしなったり反れたりしやすい性質となっているので、経年劣化や水による劣化が早いです。
また、火を伝えやすいため火事の際には燃え広がりやすく、シロアリが発生する恐れもあります。
これらの対策はしっかりとしておきましょう。
□鉄骨建築
こちらは、建物そのものの強度を支える部分に鉄骨を使用している構造です。
*メリット
耐久度が非常に優れている点が挙げられます。
地震の揺れに強いのはもちろん、火災が起こっても燃え広がりにくく、災害や事故にはとても強いです。
さらに、防音性も高く隣人や周辺住民の騒音も気にならないでしょう。
*デメリット
一方でデメリットとしては、断熱性が低いという点です。
木造とは違って室内の気温が外気に影響されやすいので、気温管理については多少の工夫が必要となってくるでしょう。
また鉄が原料であるので、サビが発生しやすいです。
もし海の近くに家を建てようと考えている方は、この点を注意した方が良いでしょう。
□まとめ
・木造は吸湿性や断熱性が高いが、劣化しやすく火や虫に弱い
・鉄骨は耐久度が非常に高いが、断熱性が弱くサビも発生しやすい
以上が、木造と鉄骨の違いです。
住宅を購入する際には、ぜひこちらを参考にしていただければ幸いです。
何か分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。