「注文住宅を木造で建てようと考えているけど、どのような工法があるのだろう?」
「木造建築の工法ごとでどんな違いがあるのだろう?」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
建築構造が同じだからといって、全て同じ工法でできているとは限りません。
それゆえに、同じ構造でも様々な違いが生じてきます。
今回は、木造建築の工法の種類と特徴をご紹介します!
□木造軸組工法
この工法は、木造建築の歴史の中でも非常に古くからある工法として知られています。
特徴としては、外部からの力に弱く、変形しやすい点が挙げられます。
現在ではこの弱みを防ぐために、別の工法と組み合わせて使われることがよくあります。
具体的には、補強金物を骨組みに加えて強度を増加させています。
*メリット
大きく分けて二つのメリットがあります。
一つ目は、設計する際の自由度が高い点です。
外壁や屋根の形を見てみるととてもフレキシブルな構造となっており、後々増築やリフォームをしたくなった場合でも比較的簡単に行うことができます。
二つ目は、どの業者でも施工できる点です。
一般的な工法であるため、ほとんどの業者が施工可能です。
そのため、業者選びで困ることはありません。
*デメリット
これは、火や水、揺れに弱いという点です。
もちろん使われる材料は木であるため、色々なものに対する強度は低くなってしまいます。
しかし、これらは別の加工を施すことでカバーできます。
□ツーバイフォー工法
ツーバイフォー工法は、北米から取り入れた海外産の工法です。
2インチと4インチに規格化されたものを使うため、このような名前になっています。
特徴としては、床、壁、天井の六面体を中心に建物を支えていくことが挙げられます。
*メリット
耐久性が高く、地震や火事に強い点が挙げられます。
構造の特徴として外からの力に強く、気密性が高いために火にも強いです。
*デメリット
設計の自由度が低い点です。
木造軸組工法とは違って、デザイン性を取り入れたり、増築やリフォームを簡単に行ったりということは難しくなってきます。
□まとめ
・木造軸組工法は、設計の自由度が高く、どの業者でも施工可能であるが、耐久性は低い
・ツーバイフォー工法は、耐久性に優れているが自由度は低い
以上が、木造の工法の種類と特徴です。
今回の記事が、住宅を購入する際の参考になれば幸いです。
何か分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。