「無垢材って何がすぐれているのだろう?」
「無垢材は手入れが大変と聞くけど、本当かな?」
このような悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
近年、無垢材を使用した注文住宅を希望する人が増えてきています。
しかし、無垢材を使用した住宅を選ぶ際には注意点があるのをご存知でしたか?
今回は、無垢材を使用するメリットとデメリットについて説明いたします。
□メリット
*環境にやさしい
無垢材は自然素材ですから、製造時の環境負荷が小さく、環境にやさしいです。
また、無垢材を住宅に用いることで住宅の寿命が長くなるというメリットもあります。
*からだにやさしい
無垢材は健康にもよい素材です。
合板などの素材は化学物質を含んでいるため化学物質過敏症になる可能性がありますが、無垢材は化学物質を含んでいません。
また、無垢材は空気中の有害物質を吸着する効果を持っているので、シックハウス症候群を防ぐこともできます。
*温度と湿度の調節
一般的な床材は冬になるとひんやりと冷たく感じますが、無垢材なら冬でも冷たく感じにくいです。
さらに、無垢材には湿度を調節する機能もあるので、室内の湿度を一定に保ってくれます。
湿度の変化によって発生するカビやダニ、ホコリの拡散や、結露も防止することができます。
*経年変化
時間がたつと、無垢材の色合いや艶が変化してきます。
チーク材が経年変化する木材の代表例です。
こうした変化を楽しむことができるのも、無垢材ならではといえるでしょう。
□デメリット
*費用が高い
施工費や材料費は、合板と比べると高くなってしまいますが、実はそれほど大きな差はありません。
業者によって値段は異なるので、複数の業者に見積もりをしてもらい、他の建材を使った場合と比較して決めるとよいでしょう。
*水に弱い
無垢材は水に弱いというデメリットがあります。
濡れた箇所を放置しておくとシミになるだけでなく、その部分が腐ってしまうこともあります。
水分がこぼれてしまったら、すぐに対処しなければなりません。
*膨張、収縮が起こる
木材は水分を吸収、放出することで、収縮したり膨張したりしています。
木材の含水率(水を含んでいる割合)が高くなると収縮しやすくなります。
膨張や収縮によって、フローリングに隙間や反りが生じる可能性があります。
□まとめ
以上、無垢材のメリットとデメリットについてご紹介しました。
水分による膨張・収縮という性質さえ理解しておけば、無垢材を使用した住宅で快適に暮らすことができるでしょう。
アレルギーを持っている方で、健康面に不安がある方にも、無垢材を利用した家はおすすめです。
この記事を参考に、ぜひ無垢材を使用した注文住宅をご検討ください!