住宅は、家族の生活や健康を支える土台です。
土台選びを誤って、家族の健康を損ないたくはないですよね。
しかし、「家族の健康と住宅の間に、一体どんな関係性があるの?」
「もし関係性があったとして、一体どんな住宅選びをすればいいの?」
と、いった疑問を浮かべる人は少なくないと思われます。
住宅は、家族の毎日の生活を支えるものですが、その分影響力もあります。
今回は、そんな住宅が健康に与える影響と、自然素材を選ぶことによって得られる健康面でのメリットについてお話させていただきます。
□住宅による健康被害
住宅の健康に対する影響力は、先ほど述べさせていただいたように、家族の生活を毎日支えている分、かなり大きなものです。
ここでは、具体的にどのような影響を及ぼすのかを述べさせていただきます。
*シックハウス症候群
シックハウス症候群は、床材に使用されている接着剤や塗料に含まれるホルムアルデヒドなどの物質が原因となります。
室内に散布されたこれらを、人が吸い込むことで起こってしまうのです。
症状としては、頭痛、めまい、倦怠感、のどの痛みなどがあります。
*結露による被害
結露は、カビやダニの発生、またアレルギーを引き起こす原因となります。
カビやダニは高温多湿を好むため、梅雨などの時期は非常に注意が必要です。
ダニやカビの死骸や糞はアレルゲンとなり、アレルギーや喘息につながります。
□自然素材で防ぐ健康被害
上記のような症状を防ぐには、住宅に自然素材を使用されることをおすすめいたします。
自然素材は、シックハウス症候群やアレルギーの原因である、ホルムアルデヒドを含まないため、有害物質による健康被害の恐れはありません。
また、調湿効果があり、吸湿性、放湿性に優れているので、ダニやカビの発生を防ぐことができます。
加えて、自然素材には癒しの効果があります。
木材にはフィトンチッドという癒し効果を持つ成分が含まれており、血圧低下や脈拍の乱れを減少させてくれます。
梅雨の時期にべたつくことなく、冬には保温効果で温めてくれるため、快適な気分で過ごすことができ、家で過ごすだけで癒されます。
以上が、住宅が健康に与える影響と、自然素材を選ぶことで得られる健康面でのメリットについてです。
「実は、何気なく住んでいた住宅が、日々家族の健康をむしばんでいた…」ということは、避けたいですよね。
また、自然素材は健康面以外にも、耐久性という面で非常に秀でています。
是非この記事を参考にしていただき、住宅の建築の際には、家族の健康を長く支えることのできる自然素材を選んでいただければと思います。