「自然素材って身体にも良さそうだし、注文住宅を建てるなら使いたいな。でもメンテナンスが大変そう…」
自然素材を取り入れることによるデメリットとしてメンテナンスが難しいことがよく挙げられているようですが、工夫次第では手間を減らすことも可能です。
今回は、自然素材の家のメンテナンス方法および家づくりの際にメンテナンスの手間を減らすコツについてご紹介いたします。
□自然素材の家のメンテナンス方法
*床のメンテナンス
床材として使われる自然素材は木が多いです。
普段のメンテナンスとしては掃除機で軽くごみを取ってから雑巾で乾拭きをする程度で構いません。
濡れた雑巾で拭くとそこから取り込まれた水分や湿気が建材を劣化させて腐食が進む原因となってしまいますので避けるようにしましょう。
もし仮に乾拭きでは取れないような汚れが付いてしまった場合には、中性洗剤を含ませた雑巾で拭き取ります。
もちろんしっかりと絞ってなるべく素材の方に残らないように注意しましょう。
柔らかいという性質から最終手段として、均一に削ることで綺麗な面を生じさせるという荒業もあります。
*壁のメンテナンス
壁については木のほかにも漆喰・珪藻土なども使われています。
普段のメンテナンスとしては埃を落として掃除機をかける程度で問題ないでしょう。
汚れについては建材の種類にもよりますが、消しゴムでこすると落とせることもあります。
□家づくりの際にメンテナンスの手間を減らすコツ
「メンテナンスの手間を省きたい、でも自然素材は捨てがたい…」という方もいらっしゃるかもしれません。
メンテナンスの大変さは家づくりの中で軽減できますので、いくつか方法をご紹介いたしましょう。
*塗装を行う
これは自然素材と直に触れることを重視されるのであれば難しいかもしれませんが、フローリングや壁に関しては素材の上から塗装することによって汚れにくい状態にすることは可能です。
また、多少ではありますが防水性も高まります。
*防水加工を施す
浴室・洗面所・トイレなどは水をよく使用する場所ですが、水に弱い自然素材をそれらの部屋に使う場合には傷みが生じやすい恐れを理解しておくことが大切です。
そのままであることを避ける方法として、防水加工を施したり、シートを被せて保護したりすることが考えられます。
ただいずれにしても直接は触れられなくなるため、こういった場所は石やタイルなどを採用して水を使わない場所を中心に木を取り入れるのも一つの手かもしれません。
□最後に
今回は、自然素材の家のメンテナンス方法および家づくりの際にメンテナンスの手間を減らすコツについてご紹介いたしました。
ぜひ、参考にしてください。