今注目されつつある薪ストーブは高性能で身体も心も暖めてくれます。
「欲しいけど種類がたくさんあって、どれを選べばいいのかわからない」という方向けに、今回は薪ストーブの種類と選び方をご紹介します。
□デザインで選ぶ
薪ストーブのデザインはインテリア性に大きな影響を与えます。
理想の住まいの雰囲気に合った種類を選びましょう。
*クラシックタイプ
シンプルで重厚感のあるデザインはお部屋全体を落着きのある雰囲気にしてくれるでしょう。
横向きに大きく暖炉のイメージに近いです。
*モダンタイプ
シンプルでスタイリッシュなデザインは設置するお部屋を選びません。
縦型が多く省スペースでも設置可能な点がメリットです。
*ビルトインタイプ
壁に埋め込むタイプです。
こちらの自然な仕上がりは、お部屋と一体感のあるよりスタイリッシュでエレガントな雰囲気を創出します。
導入が難しいため、施工実績のある業者に頼むことをおすすめします。
*その他
近年、給湯機能やオーブン機能が付いている便利な種類の薪ストーブもあります。
□素材で選ぶ
薪ストーブの素材には鋳鉄と鋼板があります。
*鋳鉄
鋳物とよばれる型に鉄を流して製造されたものです。
温まるのが比較的遅いのですが、蓄熱性が高く一度温まったら長時間持続することが特徴です。
また、300度以上の高温になると、ひび割れが発生しやすくなっています。
*鋼板
鋼板を曲げて加工して、製造されたものです。
短時間で温まることがメリットである一方で、蓄熱性が低いため消化後はすぐに冷めてしまいます。
また、薪の使用量が比較的多くなります。
□タイプで選ぶ
*エアータイト型
扉がある通常の薪ストーブです。
空気の量をつまみなどで調節できるため、温度管理がしやすくなっています。
*オープン型
暖炉のように扉がないので、焚き火感覚で薪ストーブを味わうことが可能です。
見た目に迫力はありますが、燃焼効率が良くなく薪の使用量が多いことの他に煙の量も多いので、近隣環境に注意する必要があります。
□放熱方法で選ぶ
*輻射式
一般的な薪ストーブのタイプとされています。
薪を加熱しストーブ全体を温めることで、放熱する仕組みです。
構造がシンプルで温まりが早いことが特徴となっています。
*対流式
冷えた空気がストーブ下部から入り上部から温かい空気が抜ける仕組みになっています。
輻射式のストーブにもう1枚鉄を被せたものであり、ストーブと被せた鉄のすき間を室内の空気が通るようになっています。
ややコストが高いことがデメリットでしょう。
このように薪ストーブは様々な種類があります。
理想の住まいに合った薪ストーブの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。