家が欲しいと思った時、建売(たてうり)と請負(うけおい)の二つの買い方があります。
すでに完成した家を買うのが建売住宅の購入。
これから作る家を一緒に設計して建てていくのが請負住宅の購入(厳密には契約)です。
違いは明確ですが、どちらにどんなメリットデメリットがあるかはなかなか分かりませんよね?
そこで、今回はこの二つの違いを住宅営業のプロの目線から分かりやすく解説します!
○建売住宅のメリット
建売住宅は前述の通り、すでに建物が完成した状態で売られています。
そのメリットデメリットを解説してきますね!
メリット1 「納得して購入できる」
なんと言っても、一番のメリットは完成した家を見て「納得して購入できる」という点です。
請負住宅ですと、設計図や完成予想の絵(パース)を見て契約を決めますが、あくまで参考になるのは紙ベースの情報です。本物の色や形、雰囲気を感じることはできません。
実物を見て、それで納得して買えるというのが建売住宅の最も大きなメリットと言っても過言ではありません!
メリット2 「値段が安い」
建売住宅は、請負住宅ほど綿密な打ち合わせをする必要はありません。
また、建築会社のおすすめのプランで建てられていますので、様々なコストが抑えられて建てられています。
そのため、全く同じ建物を購入するのであれば、建売住宅の方が安い場合がほとんど!
せっかくならお得にお買い物をしたいですよね!
メリット3 「即入居できる」
タイトルの通り、建売住宅は多くの場合即入居が可能です。
なんせ、もう完成していますからね!
アパートの契約更新を待たず、すぐに新居に引っ越したい、、、そんなニーズにも応えることができます。
請負住宅の場合は、最短でも3ヶ月はかかります。
入居までのスピード感の違いは大きなメリットです!
○建売住宅のデメリット
今まではメリットを挙げてきましたが、もちろんデメリットもあるのです。
デメリット1「構造が分からない」
家が出来上がっているので、その内側は確認することができません。
外見は綺麗だけど、大事な構造部分にとても細い木材が使われているなんていうことも。
家は20年や30年と長く使うものですので、しっかりとした構造で作られているか分からないのは不安ですよね。
デメリット2「新品でないことがある」
建売住宅の場合、作ったけども売れ残ってしまっているという場合があります。
数ヶ月程度なら良いですが、場合によっては数年単位で売れ残っていることも。
人の住んでいない家は痛みが早いので、その建売住宅はいつ建てられたのか、注意が必要です!
デメリット3「間取りを選べない」
これは当然と言えば当然ですが、間取りを選ぶことができません。
家を買うメインの層は、子供がいるご家族です。
つまり建て売りは4〜5人家族向けの間取りになりがち。
2世帯で住みたい、平家でゆっくり過ごしたい。ご夫婦2人だけで過ごす小さい家が欲しい。
そうしたニーズに応える建て売りは多くありません。
言うなれば、「建売住宅に合わせた生活をしなければならない」ともいうことができます。
○まとめ
いかがだったでしょうか?
ここまで建売住宅のメリットとデメリットをまとめてきました。
家を建てるのは大きな決断。
しっかりと良し悪しを理解してから決めたいですよね!
より詳しい内容を知りたい方は、ぜひお問い合わせくださいね。
次回は請負住宅のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!